作者:芹沢直樹 出版社:講談社 巻数:1巻~6巻 ジャンル:医療・バイオレンス 【あらすじ】 「人殺しのこの手に…命を預けられるか?」 アフリカ某国でのボランティア活動中、内戦に巻き込まれた外科医・勝海由宇。 眼前で殺戮が繰り広げられる中、勝海も自らの命を守るために銃を手にし、 襲ってきた兵士を射殺してしまう。 帰国後、流れ着いたのは横浜。 右腕に「医師失格」の烙印を刻んだ勝海だったが、一人の医師との出会いが彼を再び医の道へと導いてゆく! 【感想】 闇医者的な世界を描く医療漫画です。 前作の猿ロックと比べて全体的に空気の重い緊迫した展開が続きます。 主人公も命を救うべき医者が人を殺して生き延びている状況に苦しめられています。 自分には医者の資格がない。 人を救う資格がない。 けどそんな勝海に救いを求める多くの患者が…。 自分が今救わなければ死んでしまう。 烙印が刻まれた右手でメスを握りもう一度医師として戦うのか…。 といった感じで始まったばかりの漫画ですが面白くかなり引き込まれました。 実際に闇医者というものを見たことも聞いたこともありませんが、本当に存在してそうな気さえしてくるリアリティ。 今後も注目の作品です。 闇だろうがなんだろうが人の命を救うお医者さんってかなり立派な仕事だと思います。 自分も死にかけたところを救ってくれたりもしたんで感謝しております。 でもまあ、よくドラマでやってるようなお金の問題だったりってのを目にすると不安になってくる部分もありますね。 そりゃ金持ちの方が立派な治療を受け入れられやすいのかもしれませんが…。 そこを何とか平等に!ってな気持ちも沸いてきます。 本当のところどうなのか分かりませんが。 どんな形であれ人を救うのに資格だとか権利だとかいらないですよね。 もちろん無免で医者をやっていいってことじゃないですけど。 お笑いも人の心を救うような部分があると思うんです。 落ち込んでるときにふとつけたテレビで面白いネタをやってて元気が出た!とかね。 そんな人の気持ちを救えるようなお笑い芸人になりたいなと思います。 って俺真面目か! その前に自分自身を救ってほしいこの状況。 とにかく前を向いて頑張るしかない! 中島のルシフェルの右手で最高のつっこみをしてくれることに今後期待したいと思います。 【長所】 ・絵が上手く読みやすい。 ・手に汗握る展開。 ・人の命を救う素晴らしさを知ることが出来る。 ・命の尊さを改めて再確認出来る。 ・どんな医者になっていくのか今後が楽しみ。 【短所】 ・人が死んじゃう。 ・戦争の描写が悲惨。 ・裏の病院ってちょっとだけ怖い。 ・いくつになっても病院に行くときは緊張する。 ・お笑いの舞台も何年経っても緊張する。 ・緊張しすぎて気を失いそうになる。 ・病院にお世話になりっぱなしのこの身体をどうにか改善したい。
作者:井上雄彦 出版社:集英社 巻数:1巻~10巻 ジャンル:車椅子バスケ・青春 【あらすじ】 高校を中退し、自身の引き起こしたバイク事故により他人に一生残る傷を与えてしまった罪に苛まれる野宮朋美 車いすバスケットボールの有力選手でありながら、我が強くチームメイトと上手くいかずに一度チームを抜けた戸川清春 自尊心が強く、交通事故で下半身不随になったことを受け入れる事のできない高橋久信 それぞれが向き合うREAL(現実)―― (ウィキペディアより抜粋) 【感想】 あの大ヒットバスケ漫画スラムダンクを描いた井上先生のもう一つのバスケ漫画です。 ちなみにBUZZER BEATERっていうバスケ漫画も描いています。 所持していないのでレビューには載っていませんがそちらも面白いです。 障害を持っている人間を主要キャラにしている点がポイント。 一昔前なら触れてはいけないテーマだったかもしれませんが最近ではだいぶオープンになってきていますね。 24時間テレビなどでは障害を持った方々が努力して頑張って何かを達成するみたいな流れで大きな感動を視聴者に与えています。 そんな僕は24時間テレビはあまり見ません。 何故なら涙が止まらなくなるシーンが多いのと、ひたむきに頑張ってる若者の姿が眩しすぎてブルーになるからです。 こんなに頑張っている人がいるのに俺ってやつは何てダメなやつなんだ!ってひどく落ち込むんです。 だから見たいけど見れない…そんな感じ。 つーか頑張れよ!って話なんですけどね。 この漫画リアルでも障害に負けることなく頑張っている若者たちがいます。 漫画だと見れちゃうから不思議。 そんだけ漫画が大好きってことだね。 新しい目標を見つけ頑張る人や、挫折を味わい腐っていく人、色々な葛藤が描かれています。 いうなればヒューマンドラマでしょうね。 ただのバスケ漫画ではありません。 かなり深いところまでいってます。 人間生きていれば浮き沈みってのがつきまとうものです。 僕なんか沈みっぱなしですけどそれなりに生きていけてるのはたまに浮くこともあるからなんでしょう。 だから嫌なことがあっても前を向いて頑張らないといけない! 何事もポジティブに人生を強く逞しく生き抜いていかなければいけない! そんな気持ちにさせてくれる作品です。 24時間テレビもきっとそんな気持ちにさせてくれる番組。 わかっているし見た方が為にはなるんだけど…それでもボロボロ泣くのが嫌で見れない。 野宮、戸川、高橋。 この3人がどう成長していくのか… どんな結末を迎えるのか… そこらへんも見所。 僕も感動を与えられるような器が大きく魅力的な人間にならないといけませんね。 まずは24時間テレビに出れるくらい売れないと…。 どうやったら売れるのか本当に分かりませんが来年は今年よりも良い年になると占いの方に言われたので頑張ります! 【長所】 ・絵が上手く読みやすい。 ・障害を描いているので知らなかったことなどが見えてくる。 ・バスケシーンは迫力があって良い。 ・頑張らなきゃ!って気にさせてくれる。 ・若さ溢れる青春の輝きが眩しい。 【短所】 ・障害という重いテーマなので気持ちが暗くなることがある。 ・病魔が精神を蝕んでいって明るい子がやさぐれていくとことか胸が痛くなる。 ・単行本の出るペースが遅い。 ・僕自身やる気が出るまで遅い。 ・売れるのが遅いならまだしも売れないかもしれないと考えると夜も眠れない。
作者:戸田邦和 原作者:野沢尚 出版社:集英社 巻数:1巻~10巻 ジャンル:サッカー・海外 【あらすじ】 全国的には全くの無名の高校生、志野リュウジ。 彼は中学最後の全国大会での活躍が認められ召集されたU-16日本代表候補の合宿で、その片鱗を示す。 その後、U-17スペイン代表との親善試合に日本選抜メンバーとして抜擢されたリュウジは、 世界の痛烈な洗礼を浴びることに! 圧倒的リアリティーで多くのサッカーファンを魅了した日本初の本格サッカー小説、待望のコミックス化!! 【感想】 かなりリアリティーのあるサッカー漫画。 小説が原作っていうのも変わっています。 個性の強い、例えば本田圭佑選手のような性格の強い男の子が主人公。 周りからしたらレベルが飛びぬけて高い分、浮いた存在に。 頼れるのは自分だけ。 そんなことが通用するのは国内の学生まで。 サッカーはチームプレイが要。 それを世界に出て行くことで一人よがりのプレイじゃダメだと感じて一歩一歩成長していくようなストーリー。 別に本田選手が浮いているって訳じゃないんで誤解のないように。 今回の2010年ワールドカップで日本はベスト16に行きましたがそれでも感じた世界への壁。 その壁の高さがこの漫画にも上手く表現されています。 でも日本人だってこんだけ出来るんだ!って部分も見せれた今回のワールドカップ。 その辺の出来るんだ感も上手く描かれています。 なんと言っても海外の選手が実名で出てくることもこの漫画のウリではないでしょうか。 それだけで感情移入も違ってきます。 今回大活躍したスペイン代表プジョルも漫画の中でリュウジに立ちはだかります。 ワールドカップが終わったからってサッカー熱は冷めません! 冷めちゃいけないんです! だからサッカー漫画を常に読んでサッカーを身近に感じようじゃないか作戦! 勝手に作戦立てても誰も賛同してくれなきゃ意味がないんですけど…。 そんなこんなでリアルなサッカー漫画が好きな方にはオススメ。 サッカー好きな人にもオススメ。 今回のワールドカップで盛り上がった人にもオススメ。 そもそもワールドカップの時だけ盛り上がってあとは知らんぷりってのが嫌い。 美味しいとこだけ持っていってんじゃないよ!的なね。 何にも知らないくせにビジャすげーとかフォルランかっけーとか。 お前はフォルランの何を知ってるんだよ!ってなります。 え?俺?フォルランの何を知ってるかって? すごいプレイヤーだってことくらい知ってるよ! つーことで俺もニワカ確定! そんなニワカでもいいの!サッカーは国境を越えて盛り上がれるの! うちの相方も日本語全然しゃべれないフランス人の女の人とサッカーを通じて仲良くなれたって言ってたから! これって素晴らしいこと! だからこれからも日本サッカーを応援していこうぜ作戦!! なんだか俺の意見もジャブラニ並みにブレていますが気にしないで下さい。 とにかく龍時読んで熱くなろうぜセニョリータ! 【長所】 ・絵が上手く読みやすい。 ・8巻で完結した空気が流れたけど無事9巻へと続く。 ・リアルなサッカー漫画。 ・海外の有名選手が実名で登場。 ・熱く込み上がるものを感じる。 【短所】 ・リュウジがワガママ。 ・世界の壁が高い。 ・中学生なのに彼女がいる。 ・最近の中学生は自分が中学生だったときより大人になっている。 ・姉貴の子供が中学生なのに髪を染めていたので注意したら、はぁ~?マジウザイんですけど~って言われた。
作者:安西信行 出版社:小学館 巻数:全33巻 ジャンル:忍者・バトル 【あらすじ】 花菱烈火は忍者に憧れている高校一年生! 腕から炎を出す不思議な能力を持つ・・・ こいつが巻き起こす超忍者活劇開幕!! 【感想】 少年漫画の王道的なバトル漫画。 絵も上手くバトルシーンも迫力あって読んでて楽しいです! ちょっと前の作品ですけど、こういった王道漫画はいつ読んでも楽しめるってのが良いですよね! 敵も味方も個性的で魅力のあるキャラクターが多いです。 ムカツク敵もいてバランスも良い感じ。 泣けたり感動したり笑えたりと充実した内容。 誰かの為に戦う。 大切な人を守る為に戦う。 現代社会もそうだと思うんです。 家族の為に仕事をする。 これも戦うってことと同じです。 子供の頃からこうした漫画を読んで誰かのために戦う、前に進む重要さを学ぶ。 漫画って素晴らしいね! でもまあ僕のように漫画が大好きでインドアになりブクブク太って自分の体を守れない大人になることもありますけどね…。 インドアな性格を漫画のせいにしちゃいかんね。 俺の性根が腐ってる! このだらしない体をなんとかしたい! 余分な脂肪を烈火の炎で焼いてもらいたい! 痩せる魔道具あれば是非頂きたい! この他力本願な性格! 最高に腐ってる! もう1回読んで自分の性根を鍛えなおします。 【長所】 ・絵が上手く読みやすい。 ・全33巻とボリュームがある。 ・魔道具とか竜とか少年心をくすぐる要素が盛りだくさん。 ・読後感も良い。 ・序盤に若干のお色気あり。 【短所】 ・人が死んじゃう。 ・残虐な描写あり。 ・グロい敵も出てくる。 ・人間の業の深さに恐怖を覚える。 ・自分の体型に恐怖を覚える。 ・病院の検査結果に恐怖を覚える。 ・相方の中島がネタを覚えない。
作者:森田まさのり 出版社:集英社 巻数:全24巻 ジャンル:野球・高校生 【あらすじ】 二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一(かわとうこういち)。 そこで彼が出会ったのは部員の起こした不祥事により活動停止中の野球部。 かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部も、 現在では不良達の溜まり場と化し、部員達は自暴自棄になっていた。 しかしそんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤。 彼は野球の「や」の字も知らなかったが自ら顧問となって、野球部の再建に乗り出す。 そんな川藤の親身になって根性を叩きなおそうとしてくれる態度に動かされた不良部員達が、 やがて夢の甲子園を目指す物語。(ウィキペディアより抜粋) 【感想】 熱血教師が不良生徒を更生させながら甲子園を目指す物語。 ドラマがすごくヒットしたので漫画は読んでなくても存在を知っているって人結構いると思います。 未読な方は是非読んでもらいたい! 熱い友情や、諦めない精神。 見習わなければいけない生き方がぎゅっと作品につまっています。 相変わらず森田先生の描く男はカッコ良くて女の子は可愛いです。 絵が上手いので読みやすく内容も分かりやすいので野球に興味がなくても楽しめると思います! 全24巻となかなか読み応えもあり、読後感も清々しい感じ。 学園ものを読むと自分の青春時代…しょぼかったなって落ち込みます。 だからこそこういった学園ものの作品に感情移入して楽しめるんだな~と。 まあ、ネガティブに考えてばかりいたって仕方ないよね! でも川藤先生のような熱血先生がいたら自分ももっと変わってたんだろうな~。 高校生の時自分は3年間同じ担任の先生でした。 この先生がめっちゃだらしなく生徒になめられっぱなし。 自分は適当な感じが好きで慕っておりましたが。 でも今思い出しても本当にダメな先生でした。 まず職員室にタバコを出しっぱなしにして生徒に盗まれる。 今日も○○先生のおかげでタバコ代浮いたぜ~ってな会話をよく聞いておりました。 自分はタバコ吸わない人間なので得することはありませんでしたが。 あ、未成年の喫煙は禁止されてますので吸わないでください。 成人のタバコも自分は嫌いなので吸わないでください。 んで、学校をよく休むんですよね! 理由聞いたら巨人優勝パレードを見に行ったとか、 近所のパチンコ屋が新装開店だったとか言うんですよ! なんつー教師! まあその先生のおかげで夏休みの宿題を提出しないで済んだんですけどね。 随分楽させてもらいました。ありがとうございます。I先生。 この先生の話してたらキリがないのでこの辺にしておきます。 とにかくルーキーズは笑い、感動、涙が盛りだくさんに詰め込まれた作品なので読んで損なし! 【長所】 ・絵が上手く読みやすい。 ・感動出来る。 ・胸が熱くなる。 ・読後感が良い。 ・川藤先生のような熱血教師がいると学校も楽しそう。 【短所】 ・未成年でタバコ吸ってる。 ・ケンカっぱやい。 ・血が出るほど殴るっていう感情が理解出来ない。 ・不良が怖い。 ・うちの担任のI先生はある意味怖い。 ・コンパスの将来も怖い。
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